ハンガリーのデブレツェン大学の医学生から「遺伝学とweb2.0」と題するプレゼンテーションが発表された。
一般的かつ啓蒙的なweb2.0の紹介にとどまるかもしれないが、次世代ウェブのインパクトが世界的な広がりをもって医療界に影響を与えつつあることの一例として確認しておきたい。しかもハンガリーからである。ハンガリーがどのような医療制度を持っているか、残念ながら承知していないが、ブログを使えば一躍世界に声を届けることが出来るという、当たり前のことを再確認した。
収録サイトはMedicine2.0。昨日のエントリーで、米国のブログによる鳥インフルエンザ・キャンペーンを紹介したが、これからはポリフォニック(多声的)なコミュニケーションの時代だと実感させられた。従来キャンペーンでは、発話者は単一の政府や企業等であり、発せられるメッセージも単一のスローガンでありキャッチコピーであった。一つのテーマに絞った効率的なコミュニケーションという観点からすれば、、これら「単一の声」で「単一のフレーズ」を反復することが当然とされていた。
だが、社会的なキャンペーンには、複数の当事者と複数の利害が本来想定されるべきだろう。その意味で、昨日の鳥インフルエンザ・キャンペーンではさまざまな立場の複数のブロガーが、複数の視点で思い思いのメッセージを発信している。このようなポリフォニックなコミュニケーションの方が、メッセージのリーチも理解も獲得しやすいだろう。
Health2.0に関するトピックを追跡しているが、むしろポリフォニックにさまざまな意見が表白されるほうがHealth2.0にふさわしい。ウィキノミクスをめぐりさまざまに論じられているが、「何かを具体的に解決する」ということに先行して、まずポリフォニックなメッセージが存在することが重要な気がする。では、それらをどのように収斂し、ソリューションの生産性を上げるかはまだ見えない。
Thank You,Bertalan Meskó
三宅 啓 INITIATIVE INC.
I wish I could read this post. Anyway, you’re most welcome!