患者SNSの考察

MDJ

最近ウェブを巡回していて、ある患者SNSサイトが姿を消していることに気づいた。たしか春先にはまだ活動していたと思うのだが、いつのまに消えてしまったのだろうか。無性に寂しさが募る。残念だ。だがそれと同時に、改めて患者コミュニティの困難さというものを考えてしまう。

ところで当方は「ネット上の闘病サイト3万件」とこれまで推定してきたが、最近は「3万から5万件の間」と言うようになってきている。ゆっくりとだが闘病ユニバースは成長している。だが、この「3万から5万」という数字をどう見るかが問題なのだ。この数字を大きいと見るか逆に小さいとみるかで、闘病ドキュメントなど患者生成コンテンツに基づくウェブ・サービスのあり方は変わってくるのではないか。あるいはこの数字が何を意味しているかを洞察することによって、どのようなサービスが成立可能になるか仮説を組み立てることもできるのではないか。 続きを読む