サイトの品格

Shinjuku_091126

厚生労働省が代替医療のエビデンス調査に着手するとのことである。日本ではがん患者の半数近くが、医療機関が提供する医療だけでなく、健康食品など何らかの代替医療を併用しているらしい。闘病記にもそのような事実は多数見受けられるのだが、代替医療をメインに「治療」している患者の闘病記などもしばしばあり、どう扱うべきか苦慮することもある。偽装闘病サイトの場合、健康食品へ誘導するようなケースも多く、とにかく代替医療の記載が多い闘病記には警戒させられる。

またTOBYOでAdSenseなどの広告を掲出していないのも、健康食品や代替療法などの広告が多く、なかには薬事法すれすれか明らかに違反するような表現もあるからである。また、とにかく医療関連サイトでAdSenseを掲出すると、一挙にサイト全体のトーンが変わってしまうので敬遠しているということもある。なかにはコンテンツと広告の区別を付けにくくして、クリック誘導を意図的に狙っているサイトもあるが、医療関連サイトとしてはやってはいけないことだろう。ユーザーが医療情報と代替医療情報を混同する恐れがあるからだ。 続きを読む