ペーパーレス医療


EHRベンダーであるAllscripts社が、医療現場へのIT導入によるペーパーレス化促進キャンペーンの一環として、プロモーション・ビデオ「Paperfree Healthcare」をYouTubeにアップした。シンプルなメッセージ訴求型ビデオとして秀逸の出来映えである。医療現場の壁、事務機器などに多数貼りつけられたショートメッセージは、思わず読んでしまうため、オーディエンスのアテンションが散漫に分散することもない。

ところで、このようなビデオを制作しなければならないということは、米国医療界にも、依然として牢固たる「紙頼み」文化が存在していることを逆に示している。日本でも、医師ブログなどで「電子カルテ・アレルギー症候群」とも言うべき症例を散見するが、これはいったい何なんだろう?。「紙頼み」文化から脱出するためには、何が必要なのだろうか?。