プレゼンテーション:Web2.0はいかに医療を変えているか?

Health2.0など、Web2.0の医療への影響が盛んに論じられてきているが、最近話題になったプレゼンテーションを見ておこう。 カナダのブリティッシュコロンビア大学バイオメディカル図書館司書であるDean Giustini氏が4月12日に米国ワシントンDCのナショナル・プレスクラブで発表したプレゼンテーションである。氏はまた”Open Medicine”を提唱しているが、これに対しPPHのクルーグリャク氏から批判も起きている。このプレゼンも「試論」段階と見るべきか。

患者と医師のWeb医療情報共有状況

患者がWebで検索して見つけ出した医療情報は、その後、どのように処理されているのだろうか。医師にその情報を話し、詳しい説明を求めたり、その情報をもとに治療方針を相談したりしているのだろうか。それとも、医師には黙っているのだろうか。逆に、医師は患者からWebの医療情報を示されたとき、どのような反応をしているのだろうか?。
患者学習の一環としてそのことを肯定的に是認しているのだろうか。それとも苦々しく、煩わしく思っているのだろうか?。 続きを読む

変化を集約するHealth2.0

昨日のエントリーで、Health2.0に関連する議論を概観した。Health2.0にせよPPHにせよ、まだ生まれて間もないムーブメントであるから、今の時点で、その成否を論じることは出来ない。まだようやく始まったばかりなのである。意見の対立が目に付いてきたが、それを乗り越えて一層大きなムーブメントへと成長してほしい。 続きを読む

Health2.0をめぐる議論、論争

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昨年末、Health2.0をめぐる論争について少し記しておいた。その後、Health2.0がどんどん大きなムーブメントに育ちつつあることは間違いないが、徐々にメンバー個々の意見の食い違いも目立つようになってきた。この時点で一度、Health2.0 をめぐる主たる争点を整理しておきたい。医療IT化の今後にとっても、重要な論点を提出しているからである。 続きを読む