ハンガリーから2.0

ハンガリーのデブレツェン大学の医学生から「遺伝学とweb2.0」と題するプレゼンテーションが発表された。

一般的かつ啓蒙的なweb2.0の紹介にとどまるかもしれないが、次世代ウェブのインパクトが世界的な広がりをもって医療界に影響を与えつつあることの一例として確認しておきたい。しかもハンガリーからである。ハンガリーがどのような医療制度を持っているか、残念ながら承知していないが、ブログを使えば一躍世界に声を届けることが出来るという、当たり前のことを再確認した。
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米国政府、ブログで鳥インフルエンザ・キャンペーンを開始

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「21世紀の世界保健に対する最大の脅威」(WHO)といわれる鳥インフルエンザ(H5N1ウイルス)は、既にインドネシアでは死亡者が70人に達し、先週、ベトナムでも感染者を確認している。米国政府は既に鳥インフルエンザ予防啓発の広報サイトを立ち上げているが、5月22日からブログサイト“Pandemic Flu Leadership Blog”をローンチし、ブログで予防キャンペーンを展開し始めた。これは社会的な問題解決、それも医療分野での問題解決にブログのようなソーシャルメディアが活用される最初の事例となるだろう。 続きを読む

Google Health: 消費者の三つのコア・アビリティー

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前回エントリーの続き。アメリカ医療情報科学協会(AMIA)カンファレンスで、Googleのアダム・ボスワース氏が発表した”Putting Health into the Patient’s Hands – Consumerism and Health Care”と題するスピーチでは、以下の三点が消費者が持つべきコア・アビリティーとして提起されている。 続きを読む

GoogleHealth 再び?

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5月22日、フロリダで開催されたアメリカ医療情報科学協会(AMIA)主催のカンファレンスにおいて、GoogleのVP(Vice President)にして医療部門を統括するアダム・ボスワース氏が”Putting Health into the Patient’s Hands – Consumerism and Health Care”と題されたキイノートスピーチをしている。ボス・ワース氏の発言については当ブログでも注視してきた(こことかここ)が、Googleの医療分野に対する取り組み方針が、徐々に明確な形を取りつつあると感じられるスピーチである。米国ブログスフィアでは「いよいよ、GoogleHealthの起動が近づいているのでは」との声も高まっている。 続きを読む