アラカン・ベンチャー

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明日は誕生日。今夜は前夜祭。うーむ。しかし歳を食ったものだ。「アラカン最後の誕生日」と来たもんだ。これでベンチャーをやっているんだから、感謝。これまで、「エッ!あなたが三宅さん?!」と言われたこともしばしば。「本当にあなたが、あのTOBYO開発ブログを書いている人なんですか?」と何回言われたか・・・・(笑)。よっぽど若いヤツが書いているように見えるらしい。

2008年2月にアルファ版をローンチしたTOBYOだが、収録闘病サイト3万件まであとわずか。そして、一昨年暮れから開発を進めてきたdimensionsがやっと完成した。当方の誕生日とあわせ、幸いにもいろんなことが良いタイミングでそろった。

そしてこれまで「闘病体験傾聴ツール」と言ってきたdimensionsだが、これからは「患者体験傾聴システム」との表現にしたい。もうすでにディスティラーとX-サーチという二つのツールがあるわけだが、今後、これらのツールは増やしていく。「患者体験傾聴ツールの集合体」という意味で「システム」という言葉を使おうと考えている。

アラカン・バースデイを目前に、二つのプロジェクト完成を素直に喜びたい。TOBYOは当初推測していた「闘病ユニバース3万」を可視化できたわけだ。感慨深い。だがこれからも可視化領域を増やしていく。dimensionsはまだエントリの日付データ付けを残しているが、これも早々に完了する。その他の問題もほぼ解決の目処はたった。4月テスト公開時にはご心配をおかけしたが、もう大丈夫。

「アラカンでもベンチャー」ということだが、以前の自分の仕事や成功体験や実績をアンラーニングしなければならなかった。それが結構楽しかったりする。でも、以前の仕事や実績や肩書きにしがみついている人には苦痛だと思う。特にエスタブリッシュメント企業社会で、長い時間を過ごした方々には、アンラーニング自体が難しいのではないかと思う。

コンサルとか評論家とか・・・・、そんな職種は、前世紀末からすでにはっきりしていたが、いまや何の意味も価値もないと思うようになった。それら20世紀的なプロフェション自体が無意味になった。自分でどんどんサービスを作ることができるようになった時代が来たのに、人にワーワー言うだけで、自分では何も作らないんだから。

自分でリスクを取って、技術に特別のリスペクトを持ち、クレイジーに仕事に取り組む意志があるかどうか、それだけが問題なのだ。少なくともベンチャーをやろうとするかぎりは。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


アラカン・ベンチャー” への2件のコメント

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