医療を闘病者が体験した事実から見る

Gaien0911

秋も深まり、今年も残りわずかとなってきた。

TOBYOバーティカル検索エンジンのバージョンアップは大幅に遅れてしまったが、なんとか今週中には公開できそうだ。クロールとマージに手間取ったものの、新バージョンは前バージョンよりもかなりパワーアップしている。まず収録データ量を増やした。おそらく世界最大の闘病体験データベースになるはずだ。今後、これをどのように活用し社会的に役立てていくかが私たちの第一の課題となる。

当然ながら闘病体験は、まず闘病者のために利用されるべきだが、他方さまざまな医療関係者にとっても価値のある情報である。単純な分析からテキストマイニングまで多様な用途が見えている。匿名化したデータをワード出現度数分析やコンテクスト分析するなど、さまざまに解析するプログラムの開発も検討している。貴重な闘病体験集合から、どのように利用価値のある情報を提供できるかがポイントになる。

前回エントリで「消費者からの視線」ということを言ったが、まさにTOBYOの検索エンジンは、「医療を闘病者が体験した事実から見る」ためのツールなのである。これは今まで存在しなかった、まったく新しい医療情報ツールなのだ。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


医療を闘病者が体験した事実から見る” への1件のコメント

  1. 「医療を闘病者が体験した事実から見る」という方向性は確かに今まで存在しなかったと思います。私も自らのブログにおいて患者と医療者に向けて色々綴っておりますが、医療者にとって「新しい気付きがあった」という声も多いです。一方で「素人が知ったように書くな」という意見もあります。
    私もTOBYOの方向性を応援しております。

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