すべての闘病体験を可視化し検索可能にする

Orion_Ryusei

今朝、オリオン座流星群を見るべく早起きしたが、予想外に近所の街灯などが明るすぎ、あまりよく見えず残念。(写真は国立天文台の速報。観測地:山梨県鳴沢村、10月20日1時41分)

10月19日付ワシントンポストによれば、「SNSなど新しいタイプの(Health2.0スタイルの)サイト数は、四年前の35から現在約500近くまで増えてきている。」とのことである。また、「概ねこれらのサイトは、会員の医療情報を匿名化して企業に販売したり、治験リクルーティングを製薬メーカーのために行ったりして調査関連で収入を得ている。ほんのわずかのサイトが広告を販売しているが、大多数のサイトはまだ収益を上げていない」としている。

一方、Health2.0コミュニティのマシュー・ホルトなどは「今まさにわれわれが見ているのは、市場ライフサイクルにおける成長期の初期段階である」と述べている。対してここ日本では、まだHealth2.0サイトというもの自体がきわめて数少ない状態であり、市場ライフサイクルではようやく「導入期」のとば口についたばかりと言うべきか。

とはいえ、日本でも春からがん患者コミュニティやがん患者SNSが相次いでオープンされたりして、新しいチャレンジもいくつか散見される。これら日本の動きも、このブログでまとめて取り上げたいと考えている。

TOBYOはバーティカル検索エンジン「TOBYO事典」の改善&アップデートに取り組んできたが、9月リリースの予定が大幅に遅れてしまった。11月初旬には何とか公開できそうだ。この5月から公開しているバージョンは「検索対象1万サイト、検索インデックス200万ページ」だったが、次期バージョンは「検索対象1万5千サイト、検索インデックス300万ページ」をめざしデータの重複なども改善される。ここへ来て徐々に「TOBYO事典」のユーザー使用頻度は確実に増加してきているが、検索スコープの拡大によって一層幅広い検索ニーズに応えていきたい。

「ネット上のすべての闘病体験を可視化し検索可能にする」というTOBYOのプロジェクトミッション実現へ向け、そして来春の本格稼働へ向け、準備を進めている。

三宅 啓  INITIATIVE INC.


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