今日で５月もおしまい。雨の日曜日、終日、音楽を聴いて過ごした。昨日、朝日新聞夕刊を食卓に広げて見ていたら、細野晴臣さんのインタービュー記事に目が止まった。記事では、意外にもあの「はらいそ（Paraiso）」についての回顧が語られていた。1978年の作品だが、傑作である前作「泰安洋行」に比べると世評あまりパッとしない。しかし横尾忠則氏のジャケットデザイン（上図）も秀逸だが、疑いなくこちらも傑作である。当然、発売時に買い求めて以来ずっと愛聴してきたが、そういえばしばらくご無沙汰していたので久しぶりにターンテーブルに盤を置いた。いやあ、やっぱりハリー細野は良かった。ニューオーリンズR&Bのグルーブ感をベースに、沖縄、東南アジア、中近東、ブルガリア、ブラジル、ジャマイカなど世界各地の音楽が渾然一体。おすすめです。
さて明日から６月だが、先日お伝えしたTOBYOツールバーをはじめ、６月には「TOBYO事典」検索窓やリンクバナーなどリリースする予定。また、いくつかTOBYO本体のマイナーチェンジも予定している。これは、TOBYO図書室「闘病記絞込み」のためのフィルタリング機能の改善などだが、今まであまり丁寧に説明してこなかった機能の説明なども、これから徐々に充実させて行きたい。また、収録疾患数も700を越えたが、あまり細分化が進むとかえって闘病記が見つけにくくなることもあり、この点の改善策も検討を進めている。
５月にリリースした闘病記特化型バーティカル検索エンジン「TOBYO事典」だが、まだまだ改善しなければならない。こっちの方は、本文抽出や重複チェックなどの機能改善にチャレンジしていくことを考えている。また定期クローリングなど、定常運用体制も構築していかなければならない。
以上のように、細かいマイナーチェンジの積み上げを継続させていくが、他方、全体を俯瞰して、改めてTOBYOのめざすサービスを再定義することも必要だと考えている。まだまだ、これから取り組まなければならない仕事があり、それがまた楽しい。
三宅 啓 INITIATIVE INC.
