医療に対する不平不満を「共有」するサイト登場

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「『ヘルスケア・ハッスル(押し合い、突き合い)』に巻き込まれたことはありませんか?。緊急治療室で長時間待たされたり、保険でカバーされない高額医療費をふっかけられた経験はありませんか?。病院、保険会社、メジャー製薬会社、あるいは一儲けしようと躍起になっている誰かの押し売りに付きまとわれたことはありませんか?。」

AFL-CIO(米国労働総同盟産別組合会議)のウェブサイト「ワーキング・アメリカ」に、医療制度に対する不平不満を「共有」するサイトがオープンした。ユーザーは匿名で、「医療制度によって傷つけられ、打ち砕かれた体験」をポストし、体験談を共有することができる。

「この国の人々は崩壊した医療システムに動揺しており、なぜそれが毎年毎年、悪化していくのか理解できないでいる。」と「ワーキング・アメリカ」のディレクターであるカレン・ナスバウムは言う。この「ヘルスケア・ハッスル」のアイデアは、昨年六月から「ワーキング・アメリカ」で始まったユーザー参加型コンテンツ「最悪のボス」の成功にあやかったもの。この「嫌な上司体験の共有」コンテンツは、いきなり数千もの体験談が寄せられ大反響を呼んだ。しかし、「最悪のボス」ではまだユーモラスな体験談が多かったが、「ヘルスケア・ハッスル」ではかなり深刻なポストが多いという。

「今日、あなたの体験談を『ワーキング・アメリカ』のメンバーと共有しよう。他の人の体験談も読めます。共有したい体験談はありますか。あったら、それを本当に悪いやつらへ送ってやろう。」と、いかにも労組らしいアジテーションもサイトには見られる。「悪者」とされたターゲットは「ブッシュとその仲間。欲張り企業。大製薬会社。保険業界。」と名指しされている。

「なぜ医療システムは崩壊しているのか。アメリカは医療危機に直面している。4700万人の米国住民は無保険者でありその数は増大している。その4700万人の人々は、もしも病気にかかれば破産してしまうかもしれないし、まったく治療を受けることを拒否してしまうかもしれないのだ。」

アメリカの「医療崩壊」も深刻である。

(Source:Pittsburgh Post-Gazette)


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